上記学習目標を、卒業制作時に達成することを念頭に、 以下4つの柱を据え、ゼミの仲間とともに試みます。
①固有性の外在化を試みる「プロトタイプ展」 --- 優れた表現者の共通点は”手を動かすのが早い”こと。 頭や胸の中でぐるぐる考えていても、その正体は掴めません。 書くこと、話すこと、つくること。そうした外在化を経て、 はじめて「これだ!」と大切にしていることに気付いたり、 あるいは「これじゃない!」と違和感が形になったりします。 外部のギャラリーを借りて学生による自主展示を行い、 その経験を卒業制作の糧に活かしていきます。
②固有の表現と出会う「アートツーリズム」 --- そもそも、自分はどのような表現を行いたいのか。 実際に見る・聞く・触るなどの体験を経て実感しないと、 想像さえ及ばないというのが実際だと思います。 東京藝術大学などの同じ学生による創作物展示をはじめ、 様々な表現物に積極的に触れる機会を促します。
③固有な他者に触発される「スタディツアー」 --- やりたいことがない。昔はあったのに、湧き出てこない。 そんな悩みを聞きますが、そもそも何かへの情熱は、 最初から燃え盛っていることの方が少ないです。 むしろ、他者や世界から急に出番を要請されて、 がむしゃらにやってみる中で「やりたい」が育っていく。 そんな観点から、他者や社会と積極的に交わり、 関わりしろを見つけていく場を提供したいと考えています。 どこにいき、誰と会うかは、その時々で考えさせてください。
④固有性を見つめ直す「内省と対話のプログラム」 --- つくる人が生涯で最も話す相手は自分自身だと思います。 ホリスティック臨床教育学の知見から内省の技術を授けます。 一方で、そもそも、考えるの語源は「身交ふ」。 身を持って他者と交わることが、考える。一人で悶々とすることではありません。 自分をさらけ出し、仲間との深い対話を行うための機会と環境を提供します。
※ 上記の目標・目的を達成するため、 「ゼミⅠ〜Ⅳ」「卒業制作課題」の5つの講義は 一連の流れとして設計されています。
--- 詳細はゼミサイトをご覧ください。 https://www.yuuhi-semi.com/
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