シラバス情報

科目名
プロダクトプロトタイピングB
科目カテゴリ
専門科目
科目モジュール
応用・実践
科目系統
E
開講時期
3Q
開講曜日
開講時限
7限
担当教員
田中 正吾
定員
25名
単位数
1単位

授業概要
プロダクトプロトタイピングBでは、つくるプロトタイピングを更に発展させて、実際に私たちの生活やビジネスを良くするプロトタイプを作成した先の、他者へ伝えるプロトタイピングをどのように行うかを解説する。本講義では、IoTプロトタイプを元に、フィードバックの接点を増やすプレゼンテーションの手法や、他者に伝わる外装プロトタイプの基礎、リアルタイムに伝えるデモンストレーションを習得する。
到達目標
(1)IoT マイコンボード(M5Stack)を用いて実際に私たちの生活やビジネスを良くするプロトタイプを作成する基礎を理解する。
(2)つくるプロトタイピングだけでなく、プレゼンテーションやデモンストレーションといったプロトタイプを他者に伝える方法を理解し、発信自体も自身で計画しプロトタイピングできるようになる。
(3)他者から得たフィードバックから自身のプロダクトを磨いていくコミュニケーション手法やプロトタイピングツールの活用ができるようになる。
キーワード
電子工作、IoT、SNS発信、プロトタイピング、M5Stack

回数
タイトル
内容
実施方法
第1回
プロトタイピング発展概論
(1)本講義のゴールを把握する
(2)IoT開発ボード M5Stack を動かす開発環境のチェック
対面授業
第2回
プロトタイピング環境構築
(1)IoT開発ボード M5Stack の導入を行う
(2)IoT開発ボード M5Stack から LINE BOT にメッセージを送る
(3)SNS からのアウトプットの事例や世界観を把握する
対面授業
第3回
IoT開発ボードM5Stack入門
(1)IoT開発ボード M5Stack のボタンやディスプレイの実装を学ぶ
(2)IoT開発ボード M5Stack のセンサー連携を学ぶ その1
(3)M5Stack 事例を通してプロトタイプをアウトプットする世界観を学ぶ
対面授業
第4回
IoT開発ボードM5Stack発展
(1)LINE BOT と M5Stack 連携の MQTT による発展を学ぶ
(2)IoT開発ボード M5Stack のセンサー連携を学ぶ その2
(3)いままでのセンサー・ボタン・ディスプレイ実装とアウトプットへの関係性を学ぶ
対面授業
第5回
IoT開発ボード設置の外装入門
(1)IoT開発ボード M5Stack の外装や設置のプロトタイプの世界観を学ぶ
(2)身近なものを外装や設置に活用する手法を学ぶ
(3)外装や設置時の最低限押さえる注意ポイントを学ぶ
対面授業
第6回
IoT開発ボード設置の外装実践
(1)宿題を通じて入門で学んだことを元に設置・外装まで実践を学ぶ
(2)プロトタイプの過程をアウトプットしフィードバックを得る手法を学ぶ
(3)他の人からフィードバックを得るためのアンケート方法を学ぶ
対面授業
第7回
制作物デモ発表
第6回までに学んだ内容でリアルタイムデモ+プレゼンテーションを行い生徒内でフィードバックを得る
対面授業
第8回
フィードバックブラッシュアップ
第7回で得た自己や他者のフィードバックからのブラッシュアップを行いリアルタイムデモ+プレゼンテーションを行う
対面授業

授業形式
講義形式および演習形式
成績評価方法と基準
5段階評価(S~D)
(1)最終課題(50%)
(2)授業内の課題(50%)
履修条件と留意事項
各自、教員が指定するマイコンボード、および電子部品を購入することが必須(10,000円程度~)
【モチベーション】
IoT、コンピューターやセンサーを組み込んだ商品開発、実験に興味のある学生。
基板につないだプロトタイプから一歩発展させることに興味がある学生。
作ったプロトタイプを発信することに興味のある学生。
【プログラミング知識の前提】
プログラミングスキルを理解して制作できることが望ましい。
言語としては JavaScript 言語および Arduino 言語を利用する想定である。
プログラミングそのものや if や for などの基本構文の説明は省略する予定である。
LINE BOT や Node.js の説明は省略する予定である。
【SNSアカウントの準備】
(1)演習で LINE を利用する予定のため、LINE アカウントが必須である。
(2)制作物は SNS へシェアを想定しているため、Twitter の公開アカウントが必須である。
【その他条件】
(1)演習形式で前後の関係性が連続しているため、欠席は不可。
(2)制作物を進めるにあたって外装や設置のために自分で物品購入する可能性がある。
教科書
なし
参考文献
特になし