シラバス情報

授業コード
21310001
講義名
ゲームプロデュース&ディレクション
開講時期
2025年度3Q(後期)
科目分類
応用
科目分野
教員名
遠藤 琢磨
実務家教員
実務家教員
履修年次
3~4
単位数
1.00単位
曜日時限
月曜6限

授業概要
本授業では、実践的な視点で、主に家庭用ゲームやスマートフォンゲームの企画、開発、制作からマーケティング、販売に至る「ゲームプロデュース&ディレクション」の基礎的な視野を身につけることを目標とする。
また、より「実践的な」という点において、プロデューサー、ディレクター、経営者、クリエイターなどをゲスト講師としてお招きし、具体的な事例に基づいた知識を身につけることも目標とする。
(プロデュース、ディレクション、マーケティング、プロジェクトマネジメントにおける基礎及び関連知識)
到達目標
ゲームプロデューサー、ディレクターとしての基礎知識、関連知識の習得。
(1)ゲームとは何か、デジタルゲーム産業の過去から現在、ゲーム開発管理概論の習得
(2)ゲームに関する法律や知財やレーティングの一部、ゲームと隣接産業の現況の習得
(3)ゲームを制作するにあたり、過去実務における留意すべき点、注意すべき点の習得
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
(1)期末試験の評価 50%
(2)提出課題の評価 50%
*授業出席7割以上必須な点に注意
*授業時小テストを行う可能性あり
*公欠と遅刻は事務局確認の上配慮
期末試験の内容
原則、本講義の中で得られる知見の中から期末試験を行う。
■試験の方法 筆記試験(PCないしタブレット、スマートフォンで受験)
■受験の条件 無し。但し、大学の定める出席数基準を満たすことを望む
■試験実施日 最終講義翌週同時間を予定。変更ある場合は別途連絡
■内容 本講義中の知見及びゲームはじめ隣接業界(マンガ、アニメ、ネット、ドラマ、映画等)の知識から出題
■持込物等制限 自分の今まで勉強した力で回答することを期待する
課題の内容
原則、本講義の中で扱われたテーマの中から担当教員がレポートテーマを指定する。
■課題の方法 テーマに関するレポート提出(デジキャンより提出)
■提出の条件 無し。但し、大学の定める出席数基準を満たすことを望む
■課題〆切日 最終講義翌週同時間を予定。変更ある場合は別途連絡
■内容 担当教員が指定したテーマに関連するレポートをA4サイズ1枚で記すこと。表面のみでも表裏両面使用しても良いが1枚におさめること
■持込物等制限 課題の制作にあたり、インターネット等で調べることは可とするが、自分による立論ができていない場合には、単位を認めない場合がある

授業内容
第1回
開講ガイダンスを行う。遠藤准教授と授業補佐(講義補佐)の板垣より、自己紹介の他、本講義の目的及びゲームとゲーム業界の今からセレクトしたトピックについての講義。
第2回
2回目以降は遠藤、板垣、ゲスト講師による講義を行う。ゲスト講師のスケジュールによって毎年顔ぶれや時期に変更がある為、本稿では昨年の事例を紹介する。
2024:遠藤と板垣による、ゲームとは何か、ゲームプロデューサーとは何か、デジタルゲーム産業の規模の推移、ゲーム業界入りのメリット、開発管理業務概論(前半)の講義。
第3回
2024:ビサイド南治社長をゲスト講師に迎え、「どこでもいっしょ」をはじめとするビサイドのゲームプロダクトについてのプロデュース&ディレクション道程の講義。
第4回
2024:板垣による、開発管理業務概論(後半)、ゲームに関連する一部の法律 知財 レーティング、ゲーム隣接産業の現況の講義。
第5回
2024:漫画家うめ先生をゲスト講師に迎え、ゲーム隣接産業のひとつである出版コミック業界の現状、コミック業界から今ゲーム業界はどう見えているか、生成AIをはじめとしたAIとのクリエイターの接し方の講義。
第6回
2024:日本ファルコム近藤社長をゲスト講師に迎え、「英雄伝説 軌跡シリーズ」をはじめとするファルコムの戦略戦術や社内育成コミュニティ育成についての遠藤との対論を交えた講義。
第7回
2024:モリカトロン森川所長をゲスト講師に迎え、ウゴウゴルーガ時代 ムームー時代 モリカトロン時代のCGやAI活用、ゲームを制作していくにあたり活用が当たり前になったAIとの接し方とAIの進化の講義。
第8回
2024:「ダンガンロンパ」プロデューサーの寺澤氏をゲスト講師に迎え、ディレクター時代からプロデューサー時代を経て、制作におけるプロデューサーとディレクターにとって大切とされる点、今後必要とされる点の講義。
*9回目
2024:補講枠を期末試験回とし、期末試験を施行。課題レポートも同じ枠中に提出。

購入が必要な教科書

教科書以外に準備するもの(画材・機材)
PCもしくはタブレット、スマートフォン

参考文献
「コンテンツ・プロデュース機能の基盤強化に関する調査研究 プロデューサー論」
https://producerhub.net/library/business/producership/2/cat332/327.html
及び
「東京トイボックス」「大東京トイボックス」(うめ)
「プロジェクト・マネジャーが知るべき97のこと」(オライリー)
「ゲームクリエイターが知るべき97のこと <2>」(オライリー)
*上記は授業中で触れられれば触れるので可能な限り読んでおくこと。
※大学での教科書販売はありません。
※大学での教科書販売はありません。

教員連絡先
緊急時の授業補佐(講義補佐)板垣の連絡先は kiyukisan@gmail.com です。