Illustratorで作成するベクターデータは、多様な画像データの中でももっとも基本となるデータです。 ねらいどおりのグラフィックスを設計するときに、必須となる技術を勉強します。 ただやみくもにカーソルを動かすのではなく、データの成り立ちをしっかり抑えた上で、無理と無駄のない美しいデータを作ります。それにはグラフィックデザインの基礎知識も必要です。テクニックとともにグラフィックデザインもいっしょに学びましょう。 グラフィックデザインの要素には色と形とフォントなどがありますが、伝わりやすさにこだわりながら、形を取り扱う練習を重ねます。 「美しい」「早く伝わる」「誰にでもわかる」など、すぐれたグラフィックスを見分けることができるようになります。 それは今後上級の技術を学ぶ上での基礎力となることでしょう。
「センス」と言われているものは、生まれついて備わっているものではありません。勉強と訓練で身につけられるものです。 トライアンドエラーの経験の積み重ねがセンスの正体です。そしてそれはものつくりのどの現場でも役立つ、見せ方伝え方のテクニックでもあります。 1年生の2Qの時期に、集中してイラストレーターを使い倒し、作品のブラッシュアップを重ねながら、グラフィックデザインの知識と美しい形を作る技術とセンスを獲得します。
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