シラバス情報

授業コード
73130051
講義名
日本語基礎 III C
開講時期
2025年度3Q(後期)
科目分類
外国語
科目分野
日本語
教員名
藤巻 和代、高橋 敦、臼井 直也
実務家教員
履修年次
1
単位数
3単位
曜日時限
火曜2限、木曜2限、金曜1限

授業概要
この授業は、外国人留学生が大学の授業を履修する上で必要とされる日本語の4技能(聞く・話す・読む・書く)の総合的な能力の向上を目指すものである。また留学生が学生生活を送る上で、彼らを取り巻く人々との円滑なコミュニケーションを図れるようにすることも目標としている。さらには、大学で授業を受けるに相応しい日本語運用能力(発表する力・レポートを作成する力)の育成を目的としている。
授業内容は学生の日本語力に応じて変更することもある。

金曜日(文法読解)の授業では毎回の授業で日本語能力試験N2レベルに相当する文法の説明と確認テストを実施する。
また、読解内に出てきた漢字の読み書きの確認テストも行う。
到達目標
大学での勉学やさまざまな活動が円滑に進められるように日本語力の向上を目指す。「読解・文法」「口頭表現」「文章表現」の各クラスで行われるタスクを通じて、日本語の4技能(聞く・話す・読む・書く)の総合的な能力が中上級レベルに到達することを目標とする。中上級〜上級文法(N2〜N1レベル)の定着および運用を目指す。
履修条件
履修条件緩和
成績評価方法・基準
試験・発表      50%
課題・提出物     40%
授業参加度      10%

出席率が70%に満たない学生は評価の対象とならない
3クラス全ての期末テストを受けないと、単位は出ない。
期末試験の内容
・試験方法:筆記試験
・範囲  :クラスで勉強したこと(文法、読解、他)
・実施日 :8回目
・持込の可否:辞書・携帯・スマホなどのモバイル機器・教科書・ノート・配布・コピー持ち込み不可
・追試験の有無 あり
・再試験の有無 なし
課題の内容

授業内容
第1回
ニュースやコラムから5W1Hと主要語を取り出し重要情報と補足情報を見分ける力をつける。

授業内容: デジタルと生活に関係する最新トピックの記事を読む。見出しや小見出し・図を手がかりに本文を読む。
第2回
教科書を使い論の組み立てや詳細情報をより正確に読み取る力をつける。

授業内容: 教科書の文を読み、問題を通して読解を深める。
第3回
暮らしの中の「しくみ」や「サービス」の説明文から条件・注意・ルールを読み取り、利点と注意点を整理する力をつける。

授業内容: 暮らしの「しくみ」や「サービス」に関する記事を読む。図・注記・箇条書きにも注意して読む。
第4回
新しい表現(写真・映像・デジタル表現など)に関する文章から主張・根拠・効果の関係をとらえ、評価の言い方を読み分ける力をつける。

授業内容: 表現の紹介記事やコラムを読む。筆者の考え方や評価語に注目して読む。
第5回
インタビュー記事の構造(質問・答え・理由)をたどり、意見と事実を区別する力をつける。

授業内容: クリエイターの仕事(制作・翻訳・運用など)に関するインタビュー記事を読む。質問と答えの対応に注目して読む。
第6回
教科書を使い論の組み立てや詳細情報をより正確に読み取る力をつける。

授業内容: 教科書の文を読み、問題を通して読解を深める。
第7回
身近なテーマ(地域・食など)の記事から具体例・数字・固有名詞を手がかりに全体のポイントを確かめる力をつける。

授業内容: 身近な話題を扱う記事を読む。具体例や数字が示す意味に注意して読む。
第8回
3Qの学習内容の定着を確認する。

授業内容: 期末テスト。

購入が必要な教科書
書名
話す・書くにつながる! 日本語読解 中級
著者
大久保 伸枝 , 山中 みどり , 小野 恵久子 , 遠藤 千鶴
出版社
アルク
ISBN
978-4757426856
備考

教科書以外に準備するもの(画材・機材)

参考文献
※大学での教科書販売はありません。

教員連絡先
メール:a.takahashi@dhw.ac.jp