本ゼミでは『表現開発の異能開花プログラム』を実践していきます。 その過程で、学園祭や学外での作品展示を行います(表現手法は自由)。
--- 背景: たとえば、あいみょんはデビュー前に130曲つくり、ジャルジャルは5年以上毎日新ネタをyoutubeにアップしています。頑張る、という根性論でそこまでやるのはおそらく無理でしょう。誰がみても一目で”あの人のものだ”と目立つ表現とは、他人の目も気にせず、誰かに止められたとしてもやってしまう”自分の気持ちのいいもの”を突き詰めた結果、生まれるものではないでしょうか。 才能という漠然としたものを、人と異なるものをやり抜く能力=異能として捉え、それを開花させてほしい。SNSでよくみかける表現は、誰かの気持ちよさを追求した結果生まれたものであって、ただ憧れてマネるだけでは二番煎じを超えることはありません。自分だけの気持ちよさをとことん追求できれば、自ずと”普通ではないもの”へと到達し、結果として目立ちます。そうした表現がもっと世界に溢ると、自分も世の中も、もっと面白くなるんじゃないかと思っています。
--- 異能開花プログラムの6ステップ:
①心理的安全性の確保 自己の深い内面や半生を掘り下げ、ゼミ生同士と対話しながら、表現者としての自分を深くみつめなおす時間を多く取ります。そのためには、自分を安心してさらけ出せる環境(心理的な安全性)が欠かせません。このゼミでは”内省”と仲間との関係性”をかなり重視しますので、あらかじめご認識ください。 取り組み例:ゼミ合宿の実施/ライフヒストリー共有の対話 ↓ ②10年間の自己充足 表現をやらなくても人は生きていけます。それでもわざわざ表現するのはなぜだろう。嘘をついていいなら、表現者は自分じゃなくてよくなります。自分を表現へと駆り立てる根っこの原動力を見つめながら、「たとえ10年間、誰からも評価されなくても気持ちよくやり続けられる表現とは何か」を探究します。 取り組み例:表現シートを活用した対話 ↓ ③モノサシづくり 人は社会で生きていくために「自分にとっては大事でなくとも、他人に合わせて獲得したもの」を多く抱えています。しかしそれは、自分だけの気持ちよさを追求する上では不純物にもなりえます。自分の純度を下げるものを見極め、適切に手放して、自らのモノサシを鍛え直すためのワーク等にも取り組みます。 取り組み例:不要なものを捨てるワーク/100均で自分が最も価値を感じる商品を買うワーク ↓ ④気持ちよさの外在化 その表現は、自分にとって本当に気持ちがいいものか。それは実際につくってみないとわかりません。取り組んだことのない表現もたくさんあると思います。様々な表現に触れるワークを通して表現の幅を広げ、何に気持ちよさを感じるのかの身体経験値を積みながら、自分にとっての表現手法を確立していきます。また、その実践として、学園祭や学外での作品展示を行います。 取り組み例:粘土造形/掛け軸/短編文学/キャラクター作成のワーク ↓ ⑤熱狂品質の過剰な表現 ネットをひらけば感動コンテンツと遭遇する時代にあって、目指したいのは感動以上のもの。"それでしか得られない栄養のある表現"といえるかもしれません。「自分が気持ちよくなれて、かつ普通じゃない"過剰な表現”に到達しているか」という到達目標に沿って、表現強度を高めていきます。 その集大成をお披露目する場として、卒業制作展示を行います。 ↓ ⑥異能の正面突破(アドバンス) このレベルは(いやこのレベルに限らず)、教員自身も必死に取り組んでみています。最先端で考えていることを適宜共有しながら、いっしょに良いものをつくるということを、ゼミ生と一緒にできればと思っています。
詳細はサイトをご確認ください: https://www.yuuhi-semi.com/%E7%95%B0%E8%83%BD%E9%96%8B%E8%8A%B1%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0
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